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「理央が言ったみたいな大きい有名サイトもあるけど、お姉ちゃんが利用してるのはもっと地味目なとこなんだって」 「そんないろいろあるんだね」  派手も地味も穂香は何もわからないため、些細な情報でも助かる。 「サイトによってジャンルとか特徴あるから、穂香の書いてる小説のタイプで選べばいいよって。わかんなかったらどこがおススメかアドバイスしてくれるってさ」  早織の、というか彼女の姉の話さえ、半分も理解できているか怪しいほどだ。  とりあえず自分に合うサイトを見極めるのが大切、ということでいいのだろうか? 「ありがとう! お姉さんにもお礼言っといてよ。で、ついでに甘えてもいいかなぁ? あたしが書いてるのはわりと普通の話なんだけど。等身大の女の子の恋と友情と~みたいな?」  さすがに厚かましいか? と声がだんだん小さくはなったけれど、穂香は早織に持ち掛けてみる。 「OK! 帰ったら訊いとく」 「頼むね~」  快諾してくれた友人に感謝しつつ笑顔を向けた。
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