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『はじめまして、早織ちゃんの友達の須藤 穂香です。サイトの事とか教えてくださってありがとうございました。いろいろ訊きたいこともあるのでよろしくお願いします。』
早織の姉にDMを書いて送信する。
失礼な文面ではないだろうか。年上の人にメッセージを送ることなどないので心配だ。
『こんにちは~。早織の姉の真野 佳織です。小説は書けないけど、それ以外わかる範囲なら何でも答えるから気軽に訊いてね! よかったらメッセージアプリでやり取りしない?』
しばらくして、穂香のスマートフォンにDMのプッシュ通知が来た。
佳織は穂香たちより六歳上で、今大学四年生だという。もう就職の内定も出ていて、残り少ない学生生活を趣味全開で楽しんでいるそうだ。
《ありがとうございます! あの、教えてもらったサイトのうち、どっちがあたしに合ってるでしょう。》
早速教わったアプリの方にメッセージを送る。
《普通の日常の恋愛とかなんだよね? で、短編?》
《はい、短編です。長いのはまだまだ無理で。》
《じゃあやっぱりこっちのサイトがいいと思う。》
佳織が、サイトのアドレス付きで返して来てくれる。迷わずそこにすることに決定した。
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