S極~Side:並木~

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「家のベッドって最高だよな。」 俺たちは帰宅すると、早々に風呂を済ませ、寝室でくつろいでいた。 「並木、出張先で眠れなかった?」 「寝れたけど、寝た気がしなくてさ。」 俺は答えた。 「俺も隣に並木が居なくて、夜中に起きた。」 「木下は毎晩、俺にくっついて寝てるからなぁ。」 「だって、並木が暖かいから/」 「俺は抱き枕か。笑」 「居ないと寂しい。」 熱でもあるのかと思うくらい、今日の木下は素直だ。 俺は心配になり、木下の額に手を当てた。 「熱は無いか。」 「なんだよ、急に/」 「いや、あまりにも木下が素直だから。」 「たまにはいいだろ///」 「もちろん。今夜は一緒のベッドで眠れるな。」 「うん//」 俺は照れている木下の額にそっと口付けした。
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