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N極~Side:木下~
毎朝、アラームの鳴る10分前に目覚める。
隣には愛しい人の寝顔。
それは俺の幸せな時間。
「まつ毛長いなぁ。」
並木の寝顔はどれだけ見ても飽きない。
俺は今朝も彼の寝顔を眺めていた。
「好きだよ。」
俺は並木を起こさないように、そっと頬にキスをした。
今の時刻は5:59
そろそろアラームが鳴る。
俺はもう一度、布団を被り目を閉じた。
ブーブーブー……
6:00を知らせるアラームか鳴った。
すると、並木がいつものようにそれを消し、俺に声を掛けた。
「木下、朝だよ。起きろ。」
「うーん...」
「んはっ、寝ぼけてる?」
「並木だぁ。」
「おい。起きろって笑」
もう起きてます。
だけど、並木に抱きつきたくて寝たフリをしてました。
「並木の匂い嗅いだら起きる。」
「なんだそれ笑」
朝から好きな人の温もりを感じながら起きる。
俺は幸せ者だ。
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