172人が本棚に入れています
本棚に追加
/182ページ
「おはよ。」
「...おはよ、並木。」
「よく眠れたか?」
「うん、とっても。」
俺は寝起きの木下の額にキスをした。
「ね、ぎゅうは?」
「木下、寝ぼけてる?」
木下が自分から強請るなんて珍しい。
俺は微笑みながら、木下を優しく抱き締めた。
「へへっ、やった。」
「今朝は一段と可愛いな。」
「そんなことない。」
「木下はいつでも可愛いけどな。」
「並木はいつも格好いい。」
「あれ?今日は素直じゃん。」
俺は木下の顔を覗き込んだ。
すると頬を真っ赤にしている木下がいた。
「なんだ、目覚めたんだ。」
「最初から覚めてる///」
木下は俺の胸に顔を埋めた。
だが、耳が赤いことまでは隠せていない。
俺は木下の耳にそっと息を吹きかけた。
「ひゃっ/」
「どんな声出してるんだよ笑」
「並木が耳やるから//」
「もっとしよっか?」
「もういい//起きる///」
そう言いながら、木下はベッドから起き上がった。
「俺も起きよっと。シャワー一緒に浴びる?」
「...うん//」
「可愛すぎる。」
「なんか言った?」
「なんでもない。」
俺は朝から可愛すぎる木下に微笑みかけた。
最初のコメントを投稿しよう!