S極~Side:並木~

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「おはよ。」 「...おはよ、並木。」 「よく眠れたか?」 「うん、とっても。」 俺は寝起きの木下の額にキスをした。 「ね、ぎゅうは?」 「木下、寝ぼけてる?」 木下が自分から強請るなんて珍しい。 俺は微笑みながら、木下を優しく抱き締めた。 「へへっ、やった。」 「今朝は一段と可愛いな。」 「そんなことない。」 「木下はいつでも可愛いけどな。」 「並木はいつも格好いい。」 「あれ?今日は素直じゃん。」 俺は木下の顔を覗き込んだ。 すると頬を真っ赤にしている木下がいた。 「なんだ、目覚めたんだ。」 「最初から覚めてる///」 木下は俺の胸に顔を埋めた。 だが、耳が赤いことまでは隠せていない。 俺は木下の耳にそっと息を吹きかけた。 「ひゃっ/」 「どんな声出してるんだよ笑」 「並木が耳やるから//」 「もっとしよっか?」 「もういい//起きる///」 そう言いながら、木下はベッドから起き上がった。 「俺も起きよっと。シャワー一緒に浴びる?」 「...うん//」 「可愛すぎる。」 「なんか言った?」 「なんでもない。」 俺は朝から可愛すぎる木下に微笑みかけた。
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