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シャワーを浴びた俺と木下は、朝食を食べる為、ホテルのレストランに来ていた。
「ホテルの朝食って特別感あっていいよな。」
木下は焼き立てのパンを美味しそうに頬張りながら言った。
俺はその様子を見つめながら、コーヒーを1口飲んだ。
「並木は朝ごはんあんまり食べないよな。」
「木下がよく食べるんだよ。」
「そうかな?」
「俺は美味しそうに食べる木下を見るのが好きだけど。」
「おい///」
「食事に夢中で、誰も聞いてないよ。」
「そうかもしれないけど//」
「朝から可愛い。」
「並木、しーっ//」
「はいはい。」
「もう!//」
顔を真っ赤にしながら、口をもぐもぐさせる木下が可愛くて堪らない。
早く2人きりになって、彼を抱き締めたい。
「早く部屋戻ろ。」
「なんで?」
「ここで言っていいのか?」
「……あ、だめ///もうすぐ食べ終わるから//」
「分かったよ。」
木下は俺の言いたいことを悟ったようだ。
俺はそんな彼に微笑んだ。
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