S極~Side:並木~

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俺と木下は、エレベーターの中でも手を繋いでいた。 周りの目なんて、どうだっていい。 俺たちはただ、愛し合っているだけなのだから。 部屋に着くと俺は、ポケットに入れていたカードキーをかざし、鍵を開けた。 そして、木下の腕を引っ張り部屋に入った。 「んんっ...///」 「はぁ...やっと木下に触れる。」 俺と木下はキスをしたまま、ベッドまで歩いた。 そして、俺が彼に覆い被さると、互いに服を脱がせ合った。 俺は、露になった木下の上半身を貪るように舐めた。 「あぁ//」 木下の声が漏れる度、愛しさが募っていく。 「木下、好きだよ。」 「俺も好き//」 俺は木下を見つめ、頬を撫でた。 木下の目に映る男が、一生、俺であって欲しい。 こんなにも愛しいひとは、木下以外に居ないのだから。 俺は木下の左手の薬指にそっとキスをした。
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