第六章 最強英国紳士のプロポーズ

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ええええっ? 「で、でも、財布に綺麗な女の人の写真が挟まっていましたけど……」 あたしは、困惑して訊いた。 「えっ? ああ、あれを見たのですか? あれは、私の妹です。私の家族は仲が良いので、写真を持たされたのです」 う、うそ……。 ホントに?! あたしは、全身の力が抜けて、膝から崩れ落ちた。 それを、ジョシュアさんが支えてくれた。 岸田先生が、それを見て笑顔で言った。 「咲井君。夢は一つ叶ったようじゃな。さあ、もうひとつの夢の種を蒔くんじゃな」
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