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女装して外に出ると、そこは今まで感じたことのない別世界のような感覚で、僕の心は経験したことのないようなときめきを感じた。
麗と僕は、仲の良い女の子同士のような感覚で、お互いに楽しい時間を過ごしていた。
原宿を散歩して女の子の小物を買ったり、クレープを食べたりした。
また渋谷に行って女の子のファッションの買い物をしたけれど、こんなに不思議な楽しい時間を過ごしたのは今まで経験がなかった。
僕は女の子用の洋服やバック、アクセサリーなどを買い込んでしまい、また女装したいという気持ちが強くなっていた。
麗は僕を本当の女友達のように接してくれて、麗の心遣いが僕にはとても嬉しかった。
買い物を終えて麗がインターネットで探してくれたオムライスのおいしいお店に行き、夕食をいただくことにした。
「麗、今日はありがとう!
とても楽しかった。」
僕が笑顔でお礼を言うと、
「瑠樹、本当に楽しそうだった。
私は瑠樹のこんなに楽しそうな顔を見たことがなかったかも…」
と麗も笑顔で言葉をかけてくれた。
注文したオムライスはとてもおいしくて、麗も僕も大満足だった。
食事を終えると僕はこの日購入したバックに荷物を詰め替えて麗から借りたショルダーバックを返して、女装したまま自分のアパートに帰ることにして麗とお別れした。
僕はアパートに帰って着替えてメイクを落とすと、また現実の世界に戻ってしまったような気がして、とても気持ちが重たくなった。
今日の経験から、また女装したいという気持ちがとても強くなった。
この日を境に僕は休日に女装して外出するようになった。
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