第8話 楽なゲームじゃない

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第8話 楽なゲームじゃない

『始まった……』 「……」 「……無言だな」 「私怖いよ〜……」 「俺のNGワード何なんだよ!」 「彰、それを言ったらゲームオーバーだ」 「チッ」 「皆、こうしてても進まないし、何か話さないか?」 最初に話題を出したのは流輝。 皆は少し嫌そうな顔をしていた。 「流輝はこう言ってるけど皆どうする?」 『まあ、このままより良いだろ』 「ウチマジで怖いけど暇だしね〜」 「ま、まあ少しなら僕も」 「よし、じゃあ順番にお題を出し合おう」 「まずは……颯馬、お題を言ってくれないか?」 『俺?』 「うん、なんでもいいよ」 『じゃあ……好きな物、とか』 「好きな物かぁ……皆は何が好き?」 「颯馬、美結、謙斗、彰、乙音、唯真、蒼生、俺の順番で」 『俺は……サッカーとか』 「私は本を読む事かな」 「俺もサッカーが好きだぜ!」 「俺は喧嘩の強いヤツにしか興味ねぇ」 「私はアニメが好きかな〜」 「ウチはヌイッターとかニンスタとか?」 「僕は手芸とかが好きだよ」 「ほうほう、そうなんだな……俺はゲームが好きだ」 『初耳だな』 「よく言われるよ、そんなにイメージないか?」 「流輝くんゲームしてそうに見えないよ〜」 「俺はただの男子高校生だよ……ゲームくらいするって」 「マジー? めっちゃ意外〜」 その時だった……。
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