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第14話 とうとう最後のゲームか……
次がいよいよ第3ゲーム。
残ったのは……俺、美結、流輝、雛倉、神原。
脱出出来るのは……3人。
つまり、この中の2人が……?
いや、考えるのはよそう。
『次が最後のゲームだな』
「ねえ、颯馬。怖い……」
『大丈夫だ。俺たちは絶対ここから出よう』
「私本当にヤバいかも〜……」
「次は2人、か」
「僕もう帰りたい、死にたくないよ……」
そもそも、主催者の目的は何なんだ?
[みんなおめでとう! 次が最後のゲームだよ!]
[これにクリアした3人だけ、鍵でここから出られるよ!]
[でも、誰も脱出が出来ないかもだから頑張ってね!]
「なあ、お前は一体何者なんだよ。頼む、目的を教えてくれ」
[……また10分後!]
「……クソっ」
『主催者の目的が分からない』
「何でもいいから返して欲しいよ……」
「私も〜……」
「……お腹空いたな」
『美結……そうだよな、ずっとここに居るもんな』
『無事に出れたら、何か美味しいもの買いに行こう』
「うん、そうだね」
俺たちには、放送をただ待つことしか出来なかった。
[みんな!10分たったから第3ゲームを教えるね!]
『早く教えろ』
「そもそも喋り方ムカつくんだよ……」
[ひどいよ……私泣いちゃう!]
私……やっぱり犯人は女か
絶対このゲームに勝って犯人を暴いてやる……!
[もー、じゃあ教えるね? 第3ゲームはー……]
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