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第7話 頑張ろう、第1ゲーム
[第1ゲームは……NGワードゲームだよ!]
NGワードゲームと聞き、大半は首を傾げていた。
『NGワードゲーム? 何だそれ』
「あ、私知ってる〜」
『乙音、説明してくれるか?』
「それぞれに“NGワード”が決められてね、それを言っちゃダメなの〜」
「相手にNGワードを教える行為は禁止。簡単なゲームだよ〜」
『そっか、ありがとう』
「なら簡単じゃないか? 喋らなければ」
「あ、流輝くん、喋らないのも禁止だよ〜」
「じゃ、どうやったらクリアになるんだ?」
「ん〜、多分だけどー、一定人数になるまでじゃない〜?」
[その通り〜! このゲームは、残り7人になったら終わるよ!]
『残り7人って……!』
「1人はここでゲームオーバー……!?」
「ヤダ〜……」
「マジ? ウチはごめんだから」
「僕がゲームオーバーになったらどうしよう……」
[じゃあ、NGワードゲームを始めまーす!]
[みんなの机の中に、封筒が入ってるから開けてね]
[封筒に名前が書いてある方の面が表!]
[自分は見ないでおでこの位置にぴたってくっつけてね]
『机の中……?』
「本当だ! 皆、封筒が入ってるぞ!」
「あ、入ってる!」
「私も〜」
「僕もだ……開けてみよ」
机の中には、赤色の封筒が入っていた。
[みんながNGワードの紙を出せたね]
[絶対に見ないでくっつけてね]
『こう……か?』
「ウチもこれでいい訳?」
「俺もやってるぞ!」
[じゃあ、NGワードゲームスタート〜!]
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