いつまでも一緒の二人

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いつまでも一緒の二人

昨日の智也からの告白。あれは、部活後の帰り道。 ❉ 「ねりね、お疲れさん。部活は順調か?」 「え、まぁ、うん」 「ふぅん。……ねりね」 「はい?」 「俺さ、クラスでいじめられているんだ」 「……は?」 突然の「告白」に、私は目を丸くした。 「ねりねも……クラスメイトと部活の先輩からもいじめられているんだろ? 知ってるよ」 「な。……それは、そうだけど」 「だからさ、提案があるんだ」 「え、ちょっ。智也っ!?」 智也は、私の手をぐいっと引っ張り、私の両手を彼の両手で包み込んで……言った。 「ねりね、俺の自殺(・・)に付き合ってくれ」 ❉ こいつ頭おかしくなったのか、とか思ったけどさ。いざ考えてみると私だって何十回、何百回、何千回と死にたがっていたじゃん、ってなった。 独りで死ぬ勇気は無かった。でも生きる勇気も無かった。だから、日々の生活で必死に藻掻き続けた。……智也は人生、という泥沼から救出してくれるんだ。ありがとう、智也。 私達は今、学校の屋上に居る。私達に相応しい場所だ。 そういえば、私の名前「ねりね」。ネネ、という花がある。花言葉は、 ___________。 私達は、手を繋いで青空へとダイブした。私は、世界で一番の幸せ者です。
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