第36話

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「…お姉ちゃん、私、やるよ。ついに裏切者にとどめを刺す。お姉ちゃんもやりたかったでしょ? 相手は違うけど、せめて妹の私はやり遂げるよ」  一華は短刀を勢いよく振り下ろす。あと少しで杉雄の頭に命中しそうなその時、玄関の方から声が聞こえた。 「待ってください!」  一華は手を止め振り返る。すると、そこには青乃介の姿があった。  …続く。
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