願いが叶う神社 前編

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これからホラー同好会を始めるよ!今回は、願いが叶う神社というお話だよ!   「ユリー。願いが叶う神社を知ってるー?」 「んー。知らない。」 「近所にあるかすみ神社があって、お金を入れて願いを言うと叶うらしいよ。」 「それじゃあ、美人になりたいなー。」 「でもさ、願いがかなってもひと・・」 キーンコーンカーンコーン 「やっば、塾あるんだった。じゃあねーユリ」 「バイバーイ」 私は、家に帰ってお母さんに聞いてみた。 「ねえ、かすみ神社知ってる?」 「知ってるよ。友達の家の近くに、神社があるでしょ。」 「うん。」 「そこが、かすみ神社だよ。」 「そうなの!じゃあいってくるね。」 「行ってらっしゃい」 私は、歩いて神社についた。 ちょっと壊れかかっていた神社だった。 お金を入れて、 「私を、美人にしてください。」 願いを言って急いで家に帰った。 「何だ、美人になってないじゃん。嘘だったんだ。」 翌日、朝起きて顔を洗いに行ったとき、鏡を見てみると 「なにこれ、美人になってる!」 私は、びっくりした。 「昨日の願いが、かなったんだ!」 顔を洗ってリビングに行った。 「お母さん、おはよう」 「おはようユ・・ユリが美人になってる!お父さんユリが。」 「ホントだ、美人になってるユリすごいな。どうやって美人になったんだ?」 もちろん私は、神社については話さなかった。 「よくわからないんだよね。とりあえず朝ごはん食べよ」 「そうね」 朝ごはんを食べながらテレビを見ていた。 <ニュースです。高校生の女の子が、部屋で遺体が発見されました。発見されたのは、秋田県に住んでいる○○さんです> その時私と、とても似ている顔が映し出されていたのだった。
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