記憶に残る告白

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「俺の恋人になるよね」 目をはらした辰巳は俺の手を握っている。俺は顔が熱くなるのを感じた。 「うん」 「ありがとう。日向と毎日電話したい」 「するよ」 「一緒に家に帰りたい」 「おう」 「手を繋ぎたい」 「人がいないところなら」 「……日向は俺以外と喋らないで」 「それはちょっと無理があるだろ」 辰巳は頬を膨らませて不満気だ。 「その代わりこれから沢山話せばいいだろ」 「そうだね。日向これからもよろしくお願いします」 「よろしく」 2人で微笑みあう。寂れた公園で寒いのは変わらない筈なのに今は温かさを感じていた。 転校することがバレて一悶着あるのは、またのお話。
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