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廃墟?
「一心不乱に走ってて周りをみてなかったけど、屋根はボロボロだし、道も荒れてて人が住んでるようにはみえないね」
「何もないのよ…この村は」
「じゃあなんで生きてるの?…」
「………」
「あ、ごめん…お互い迷ってるもんね」
「あ、そうだ名前いってなかった。
僕はザード」
「私は……私は……」
「うぅ…、風がつめたい…」
「…ルビア」
「…寒、そっか、…どこかマシな家さがそう、さっきの雪人が来たら怖いし]
「あいつらは家までは入らないよ、」
「あいつら?…他にもいるの?」
「いるのよ…だから見かけたら直ぐに逃げて家の中に隠れて」
「うん…」
「食料ありそうなとこあるかな?」
「もちろん無いわよ」
「そっか…それなら家あるだけで休めるからよかった。」
「でもここから出たくないの?」
「サバイバルの練習しててさ」
「さば…いばる?」
「まぁとりあえずお父さんと会えるまで
ここにいないと…」
「………」
「あなたは強いのね…」
「僕はよわいさ、こんな極寒の地では一人で生きてけないもん。」
「目が綺麗ね…」
「?」
「いきましょ、兎に角ここからでないと。」
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