119人が本棚に入れています
本棚に追加
メールを送ってから3日目の朝。
俺は塁に連絡することにした。
散々悩み、大学の授業もうわの空、バイト先ではミスの連発。どうにか冷静になる為にも正直に塁に話すことを決意した。
やっぱり性別を隠して会うのはよくない。
「おはようございます。ひとつ伝えたいことがあって連絡しました。俺は男です。智也といいます。それから、デートの日は俺の20歳の誕生日なんです。塁さんがよければ俺のレンタル彼氏になってくれますか?」
直球すぎるか...
でもこれを読んで断られたら今回は縁がなかったと思おう。
俺は迷いが出ないうちに、送信ボタンを押した。
最初のコメントを投稿しよう!