恋愛偏差値の低すぎる俺がレンタル彼氏を試したらまんまと本気になった話

初めてのレンタル彼氏

送ったはいいものの、返信がくるまでの間、何度もスマホを見ている自分が居た。
気になって仕方ない。
すると、10分を過ぎた頃、塁から返信が届いた。

「智也さん、おはようございます。連絡ありがとうございます。俺は全く気にしません。時間の許す限り智也さんの恋人になれることを嬉しく思います。この度は俺を選んでくれてありがとうございます。」

不覚にも塁からの返信にときめいてしまった。
営業トークと頭では分かっていても、実際に言われると悪い気はしない。
こうやって、沼にハマっていくんだな。
けれど、俺はハマらない。
そう自分に言い聞かせた。