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俺の1日は、大学とバイト先の往復でほぼ終わる。
一人暮らしをしているので、家に帰っても話し相手は居ない。
たまに自炊もするが、大抵はコンビニ弁当で夕飯を済ます日々。
友達も多い方ではない。
俺は、キラキラしたキャンパスライフとは程遠い学生生活を過ごしていた。
ひとりは楽だ。けれど、同時に無性に寂しくもなる。
そんな時に出会った塁というレンタル彼氏。
顔写真しか見た事がないそのひとに、俺は早く会いたくて仕方なかった。
こんなにも誕生日が待ち遠しいのはいつぶりだろう?
俺は柄にもなく浮かれていた。
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