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三都
【三都】
江戸時代に使用されていた日本三大都市(大阪・京・江戸)を指す名称。
それぞれの都を表して『大坂の食い倒れ、京の着倒れ、江戸の呑み倒れ』という言葉がある。
京都「1590年(天正18年)に徳川家康が江戸城を居城としてから江戸の発展が始まりますが、それでも江戸幕府が置かれた当時の人口順では京・大坂・江戸でした」
大阪「そうそう。それで、大坂の陣(1614 - 1615)で人口順は京・江戸・大坂になったんだよ」
京都「凄い棒読みですね」
大阪「いいから、さっさと次次!」
京都「…」
▶17世紀中頃になると江戸の人口が京の人口を抜いた。さらに元禄年間の1700年頃には大坂の人口が京の人口を抜き、以降幕末まで人口順では江戸・大坂・京となった。
東京「ま、当然だな」
大阪「……」
京都「……」
静岡「ちなみに、駿府政権時代の駿府は駿府九十六ヶ町と呼ばれる街区が整備されて世界屈指の大都市として機能していたんだ。そのため三都を江戸・上方(京、大坂)・駿府とする場合もあるよ」
京都「!?」
大阪「駿府は現在だと静岡市葵区か」
東京「人口は確か、江戸15万人に次いで駿府が12万だったな」
静岡「そうだよ」
京都「(…動じてない。二人は慣れていらっしゃるんですね)」
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▶中世の日本三大都市である京・鎌倉・奈良を現代になって『中世の三都』と称する例も見られる。
奈良「あまり情報ないからな…」
神奈川「仕方ないね」
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