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俺はな、君をずーーーーーーーっと見続けていたんだよ・・・
君は知らないけど。当たり前だな。
だって、君にミツカラナイように木や草葉の陰とかでじっと隠れて見詰めてたんだもん。
君が、ハンターに狙われて逃げ回ってた時も、
君が、周りが炎に包まれる中『呪いのウサギ』に翻弄されてた時も、
君が、木の実を落とした通りすがりのウサギに落とした木の実を持っていった時も、
君が、『うさ熊』と一緒に遊んでいた時も、
君が、アマミノクロウサギやエゾユキウサギに憧れて逢いに行った時も、
君の耳が聞こえなくなって、後ろからキツネに襲われそうになった時も、
ずーーーーーーーっと俺はそこに居たんだよ!!
ずーーーーーーーっと!!ね!!ずーーーーーーーっと!!
あーーーー!!ドキドキする・・・
目の前に、俺が愛するあいつ。
身体が小さくて、抱きしめたくなる位に可愛いあいつ。
今こそ、今こそ、今こそ、今こそは!!
こ・・・告白したいっ!!
でも・・・でも・・・でも・・・でもっ!!
あああ!!心配だ。俺にそっけない態度だったら・・・俺は、俺は、どうにかなっちゃいそうで・・・
でも・・・でも・・・やっぱり・・・言うっ!!言うぞぉーーー!!
き、君の事が・・・す・・・す・・・す・・・す・・・
「今何してるの?ゆつはさん。」
あ!!ジーナちゃん!!
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