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2.水沢腹堅 (さわみずこおりつめる)
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わたし:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)というのは、沢の氷が厚く張るという意味です。
なぎさ:沢って、水が流れてるの? 流れてないの?
わたし:どっちだろ。ちょろちょろってところかな。急流ではなさそう。沼沢とも言うし。
なぎさ:流れがよくないから凍りやすいのかな。
鳥の夢浮心の朝焼け沢凍る
わたし:水戸街道を辿った時の新葛飾橋から見た朝焼けですね。浮心って浮力の中心って意味で、変な意味じゃないですが、夢や水との連想があっていいですね。あと水戸街道の藤代宿の近くで小浮気(こぶけ)って地名を見つけて、独りでにやにやしましたね。
わたし:で、別の日の松戸宿の様子です。この石碑は江戸川の松戸側の河畔に建っています。平成7年のものですが、時代がかった雰囲気があります。左 江戸道、右 水戸道と刻まれています。川を背に下って行くと街道筋になり、古い商店があります。
なぎさ:花びら餅が出てる! 食べたいなぁ。
わたし:松戸宿の遺構が見当たらず、その代わりにお寺の写真を撮りました。松戸にも七福神があるようです。
なぎさ:商店だったのかな。
わたし:松戸を出て、小金宿との間の宿場が馬橋です。この写真は、馬橋宿にありました。「新四国 五十六番 豫〇〇山」と読めます。四国巡礼に倣った、この一帯のお遍路の56番のお寺があったということでしょう。
なぎさ:こういうのって古びてもゴミにならないね。なぜだろ。
はだし女つめたき塔を灰皿に
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