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それから僕は自分のアパートを引き払い、唯ちゃんと翔吾くんが住むアパートで住むようになった。
所謂、同棲だ。
鍵っ子だった翔吾くんを心配した僕は、唯ちゃんを説得してパートの時間を短くさせて、早くに帰らせた。
唯ちゃんが抜けた穴は僕が必死になってカバーしていった。
そうしている内に僕は、いつの間にか倉庫内でトップの腕前を持つようになり、皆んなから尊敬されるようになっていた。
これも……。
ライバルだった、唯ちゃんのお陰だな……何て、当時の事を思い出しながら、僕はクスリと笑った。
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