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久しぶりであるはずのそこは、ヒートということと雪兎一人で弄っていたためすんなりと龍牙を迎え入れた。すぐさま最奥にたどり着くと、その刺激で雪兎はすぐさまイってしまう。 「うぁぁっき、もち…りゅーが、もっとぉ」 恍惚とした表情で普段は抑えられている声も、言わないであろうことすらも言葉にする。無意識なのか腰までゆらゆらと動き、龍牙を促している。 「ほんっとに別人みたいだな。煽りすぎだろ。俺も限界だわ」 その言葉と同時に激しく律動が開始され、ぬかるんだ蕾はぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てる。 「あっ!あっ!おくぅ、きもちえぇから、もっと突いてぇ、ひぁぁ!」 もう意識が蕩け切っている雪兎の口からは絶えず艶めいた喘ぎ声とそんな訴えが。龍牙もそんな言葉に答えるように奥を重点的につき、それに反応してか中のうごめきや収縮は早く注ぎ込めというかのように凶悪だ。 先ほどしっかりとピルを飲ませたが、安全を考えるのであれば中で出すのは流石に避けたいところだが、雪兎の足が龍牙の腰に絡みつき抜くことは叶わない。アフターピルも飲ませなければと考えながら、最奥に欲を叩きつける。 「ああぁぁぁっ!イっくぅ…おく、どくどくってぇ、あっついの、きもちぃ」 はぁはぁと息を乱しながらも、まだ萎える様子のない龍牙のモノに雪兎は笑みを浮かべ、顔を擦りつけながら更にねだる。 「りゅーが、んぅ、もっと、中、ちょーだい」 「ははっ」 龍牙も理性が完全に飛んできているのか、肉食獣のような笑みを浮かべながら雪兎を抱き起す。以前対面座位を行ったときは、深すぎると泣きながら首を振り、拒否していたが今はどうだろう。 「きゃぅぅぅっ、ふか、いぃ」 そう言いながらもすぐに自ら良いところに当たるように腰を動かしだし、喘ぎ声を上げる。自ら腰を振る姿を見ているのも楽しいものだが、やられてばかりも性に合わないとでも言うように突如下から突き上げられると目の前はチカチカと瞬き、喉元をさらしながらのけぞる。 龍牙はあらわになった首元に口付け、徐々に下に滑らせていく。そして乳首にたどり着くと甘噛みをした後、強く吸いつく。 「あぅんっ!一緒は、あかんっ」 「んー?腰、止まってるぞ」 「あぅっ、あぅっ、ああぁぁぁ~」 口の端からは唾液が流れ落ち、龍牙はそれを舐めとりながら他の部分にも口付け、時折強く吸いつく。雪兎の名前の通り雪のような白さの肌に、くっきりと鮮やかな紅が付き、龍牙は満足げな笑みをこぼす。 雪兎の中はもうずっと収縮しっぱなしで、空イキを繰り返している。体もビクビクと痙攣し、すぐにでも意識を飛ばしてしまいそうだ。 龍牙に再度押し倒され、カリの部分で前立腺を集中的に攻め立てられると、ますますわけがわからなくなる。 「あっあっあっ、も、イかれへんっ」 体をよじり、刺激から逃げようとするが龍牙はそれを許さず、雪兎の細腰を掴みラストスパートだというようにギリギリまで抜いて勢いよく最奥を穿つことを繰り返される。 「はっ、あぁぁぁっ、はげ、しっ」 「はぁ、雪兎、イくからな、しっかり受け止めろよっ」 びゅっびゅるるっ、ドクッドクッ 「あぁぁぁっんっんっふぁ、いっぱい…」 ほぼ同時に達した雪兎は知らぬうちに口角を上げながら、意識をゆっくりと闇へ沈めていった。
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