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可笑しな世界で私は生きる。
『 う っ わ
やば 、 、 、』
と 、 ボソッと呟きながら走った。
少し崩れた髪と制服を直しながら
廊下を早歩きする。
教室の前につき怒られる覚悟で扉を開けた。
私は教室に入るやいなや絶望した。
「すみません、寝坊して遅刻しま……へ?」
_うん、なんかおかしくない?
まぁ、その……焦ったよね
なんか……
皆が「美化」されてたから。
目がでかかったりめっちゃキラキラな
ハイライト入ってたり。オーラが凄かった。
「凜々さん遅刻ですね~。
早く座ってください~?」
「あっ、はいッ」
急いで席に座ろうとしたら男子の席と
ぶつかってしまった。
「ぁ、ごめ……ッ!?」
「あ、おちたよ……ッ///」
「……ッ///」
隣の男子が取ろうとしてぶつかってしまった
男子と手が重なった。
「ぁ///」
「ごめん///」
私は瞬時に悟った。
_こ、これは、BLッ!?
なんかしらで、この世界は恋愛がしやすい
世界になっているらしい。
_……あ、席座らなと……
そそくさと、何も起こらない事を願いながら
席に座った。
_あ~……これからどうなるんだろ……w
不安と面白さと呆れと色々な感情が
私の心を埋めつくした。
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