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１ 移住生活の準備 ～そうしてくれたのはカツカレーでした～
翌日ー。
朝早くに起きた僕は顔を洗い、歯を磨いて居間に入った。
「朝ごはん出来たよ」
上原さんが朝食を作ってくれた。
メニューは目玉焼きと焼きウインナーとサラダ。味噌汁は豆腐とねぎでご飯は…。
「土鍋で炊いた」
土鍋ご飯である。
僕は「いただきます」と食べ始める。
実は土鍋ご飯を食べたのは初めてだ。一口食べてみると…。
「うまい…」
やはり美味かった。
「おかわりありますから言って下さい」
上原さんはそう言ってくれたが、遠慮は出来ない。ある程度ウインナーなど食べて、おかわりをした。
朝食を食べ終え、上原さんは移住の手続きを説明してくれた。
「まずは役場で移住希望の手続きをすること。住む家を案内してくれます。それから…」
「ハローワークで新しい仕事を紹介する」
「正解。数日経ったら、移住者が受ける講習が待ち受けてますので覚えといて下さい」
上原さんは今日のスケジュールを教えてくれた。
役場は８時頃でないと開かないのでテレビを見ると、物騒な事件が起きたと言うニュースが流れた。
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