繋がる気持ち

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そこでメッセージのやり取りは、一度終わった。 私は大急ぎで、料理の支度もだが、念の為部屋をチェックした。午前中に掃除は済ませていたけれど、まさか今日も誰かが来ることになるとは思っていなかったから、念には念を、だ。 トイレ、洗面所までチェックしたけれど、ひとまず大丈夫だった。確認を終えると、私は調理に取り掛かった。パスタだけは、伸びてしまうと美味しくないので、それ以外のものを全て作り、祐くんが来てから茹でることにした。 大体の準備が出来た頃には、連絡があってから50分程経っていた。祐くんから、最寄り駅近くになった連絡はまだない。恐らく、出掛ける準備もしているはずだから、まだしばらくはかかるはずだ。 私はとりあえず、続きがすぐに出来るようにだけして、軽くメイクをし、最寄り駅近くのスーパーに買い物に行くことにした。 正直なところ、準備中も落ち着かなかったし、準備を終えたら、尚更そうだった。当初、買い物も連絡があってからでいいか、と思っていたけれど、何かしていないとソワソワしてしまって、どうかなりそうだったため、少し外に出て気を紛らわそうとした。 スーパーに着くと、オリーブオイルやサラダに使うトマト、卵などを買い足した。 他に足りないものなかったかな…と考えていると、スマホがブルっと震え、祐くんから、あと10分程で着くという連絡があった。 私はひとまず今カゴに入っている食材だけお会計しようと、レジへ向かった。 会計を済ませ、買ったものを袋に素早く詰めると、すぐに駅へと向かった。 改札口の近くで、祐くんが来るのを待つ。 変に意識してしまって、とても落ち着かない。
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