繋がる気持ち

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「あっ…祐、くん…」 初めての刺激に、だんだんいけないことをしている気分になって、身悶える。 「美織…」 艶かしい瞳で見つめられながら、名前を呼ばれ、ゾクゾクと感じたことのない刺激が身体中を駆け巡る。再び唇を塞がれると、今度は口の中に、祐くんの舌が割って入ってきた。 「んふぅっ…んん…」 どうするのがいいのか分からず、ただ声を漏らすことしか出来ない。 「美織…この先も初めて?」 唇が離れ、耳元で祐くんが囁く。低く掠れた声にビクッとしながら、私はコクンと頷いた。それを見た祐くんは、嬉しそうにフッと笑った。 「もう一度するから、美織も俺と同じようにして」 「え…?」 戸惑う暇も有無を言う暇もなく、祐くんは再び私の口内を犯し始めた。同じようにしてと言われても、恥ずかしくて祐くんのように激しく出来ない。私は恐る恐る自分の舌を動かし、祐くんのそれに絡めた。 私の反応を見た祐くんは、一度唇を離し、 「ん、上手だよ…」 と言って、ぎゅっと私を抱きしめた。私はすっかり息が上がって、祐くんの腕の中で、呼吸を整えようとしたけれど、収まるどころか、抱きしめられていることで、祐くんの匂いや体温を間近で感じて、身体の中で、何かが疼くような感覚がした。 「あっ…」 小さくビクッとなる。そしてそれは祐くんにも伝わってしまった。 「美織?」 少し驚いたように声をかけられる。そして、急に不安そうな表情になった。 「ちがっ…ごめん、なさい、だいじょ…ぶ…」 私は必死にそう言った。初めてのことに戸惑ってはいたけれど、嫌ではなかった。
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