4人が本棚に入れています
本棚に追加
「え!…もう…葵!?…」
その頃、葵は
父親と母親が話、混んでいる間にそっと抜け出して学校へと向かっていた。
「ふー…母さんの説教、聞いてたら遅刻しちまうからな…まったく…いいじゃんか…男の制服でも…」
文句を言いながら歩いていたら後ろから声をかけられて振り向いたら幼なじみの男の子、金野亘が居た。
「よ!…葵!…」
「ぅ…亘…はよ…」
「…」
何も言わずに亘は葵の事をジーと見ていたら歩く足を止めて葵は亘に文句を言った。
「…なんだよ…人の事じろじろ見て…」
「…いや…お前、相変わらず男の格好してんなて思って…」
「悪いか!」
「いいや…悪くねぇけど…何でそんなに男の制服、似合ってんだお前て…」
「そんなの知るかよ!」
母親の菫や亘が言うのも無理はなかった。 葵は女の子なのに何故か男の服を着ると似合っていてそして女子からカッコいい!と言われるほど男の格好が似合っていた。
無論、女の子の格好も似合ってはいるのだが本人は小学校まではズボンや短パンを着る事が多かったが服装は自由だったためずっと男の格好をしていた。
中学に入ってからも男子の制服の方が動きやすいからと言って女子の制服は入学から卒業まで着なかった。
そして高校でもそうなるのかとその時はまだ両親や亘、本人でさえも思っていた。
そして入学式
「新入生代表…斉條瑞紀」
「はい…」
最初のコメントを投稿しよう!