男勝りの女の子が初めて恋愛します❤️

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 とある一軒の家に今日から高校生になる一人の男勝りの女の子が住んでいました。  彼女の名前は東藤葵(とうどうあおい) 今日から高校一年生になる女の子だ。 「…葵…やっぱり男子の制服、着るの止めない?」  葵にそう言ったのは高校生の娘が居るとは思えないほどの若くて綺麗な女性は葵の母親  東藤(すみれ)だった。 「え?…何で?」  葵が入学式に男子の制服を着て行こうとしているのに菫は反対した。 「何で、て…もう女の子、何だから…男の制服、着るのはちょっと…」 「変?」 「変じゃないけど…むしろ似合ってるのが驚きなのよね」 「そう?」 「ええ…」  そこへ父親の東藤高文(たかふみ)が話に割って入って来た。 「どうした?」 「ああ…あなた…葵たら男子の制服、着て学校に行こうとしてるのよ…あなたからも言って!」  菫が説得するように言ったが高文は説得する気もなく葵の見方をした。 「え…良いじゃないか!…似合って居るんだし!」 「だよな!」 「もう!…あなた!?」  そんな高文に菫は怒って説教が始まった。 「な、なんだ!」 「なんだじゃない!!…葵は女の子なのよ!…女の子が男の子の制服を着るなんて良くないわよ!」 「う…」 「だいたい…あなたが葵を男らしく育てるから…女の子なのにこんなに男ポイ性格になっているのよ!」 「あはは…」 「笑って誤魔化さない!」 「いや…」 「とにかく…葵は女子の制服着なさい!…て…あれ?葵は?」 「もう行ったぞ」
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