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少年は飛び上がって喜んだ。
そして男の元へ走り寄った。
「今、天使のような人が迎えに来て、ここから出れると言ってきました!
一緒に行きましょう!」
しかし、男は悲しそうに微笑んだ。
「すまないが、それは出来ないんだ」
「私は、罪を犯した。人を殺した」
「それは、僕だって同じです」
「ねぇ、天使さん!」
少年が遅れて入ってきた天使に声をかけた。
しかし、天使は言った。
「ごめんなさい、あなたは誰と話しているの?」
「え?」
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