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「あ、あのっ。今、常務がおっしゃったことは正解なのでそこだけは私が自分で……」
何せデリケートで繊細な部位だ。
天莉は机上の知識だけで臨むのは無理がありますしね?と言外に含ませる。
「私も痛いのは嫌だから……」
極めつけ、と言わんばかりにそう付け加えて鏡越し、尽をうかがうように見詰めたら、小さく吐息を落とされた。
「そうか。天莉は痛い思いはしたくないか」
ややして耳元でポツンとつぶやかれたセリフに、天莉は思い切りコクコクとうなずいて見せたのだけれど――。
「そうだね。今の、もしも『尽くん』でお願いされていたら叶えてあげてたんだけど……『常務』でおねだりされたから却下だ」
ククッと喉を鳴らしながら楽しげに言われて、天莉は「えっ」と声を漏らさずにはいられない。
「分からない? つまりは再三言っているようにキミにはお仕置きが必要ってことだよ、天莉」
言うなりお尻側から尽の泡まみれの手が伸びてきて。
「ひゃぅっ」
そのままスリスリと中指で谷間を割り開くように秘裂をこすられた天莉は、いきなりのことにビクッと身体を跳ねさせて足を閉じようとした。
でも、まるで最初からそのことを予期していたみたいに尽の片足で膝を割り開かされて、秘所を思うさま指の腹で撫でさすられてしまう。
「やンっ、尽くっ……」
このままでは本当に石鹸が沁みてしまいます!と思った天莉に、尽が絶妙のタイミングでシャワーヘッドを持ち上げて、足の間から噴水のようにお湯を吹き上げてきた。
そのことに驚いて、秘部を守る手指が緩んだと同時、
「あんっ」
一番敏感なところへシャワーが直撃して、天莉は思わず大きな声で喘いでしまった。
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