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「あ、ヤダっ……、尽くんっ。それ、……ダメぇッ、んん――!」
尽がどんなに甘く唆してみても、天莉は尽の手をすり抜けるようにして手を取り戻すと、即座に唇を塞ぎに掛かるのだ。
余りに頑なな天莉の様子に、尽は下を攻めるのを一旦中断すると、両手を使って天莉の強情な手を眼前の鏡へ縫い付けてしまう。
天莉の手を押さえる形で、背後から天莉に覆い被さるように鏡ドンしている格好だ。
前のめりになった天莉を逃がすまいと構えたからだろうか。
天莉の背部へ尽の胸や腹がピッタリと密着して――。
尽の下腹部で猛々しくそそり立ったイチモツが、腰に回したタオルを押し退けて、直に天莉の秘部へ押し付けられてしまう。
散々尽によって可愛がられた天莉の秘唇は、トロトロとした愛液に塗れていて、尽のモノが触れると同時にクチュッと淫らな水音がした。
その上――。
(……とろかされそうに熱い)
天莉の女性器へ密着している尽の〝雄芯〟だって、相当に血液が集中して熱を帯びているはずだ。
それなのに、天莉の熱さとは比べ物にならないと思ってしまった尽だ。
手でそこを撫でさすった時にも感じていたけれど、その熱はそのまま天莉の興奮と比例しているようで、尽にはたまらなく嬉しかったりする。
だけど――。
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