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(な、んで?)
――自分は今、こんな目に遭っているのだろう?
博視と付き合っている時には、こんな剥き出しの敵意をぶつけられたことなんて一度たりともなかったのに。
改めて〝高嶺尽〟と言う、とても目立つ人と付き合うと言うことのリスクを痛感させられた天莉だ。
(私がこうなることで、尽くんに迷惑が掛かるんじゃ……)
ふとそう思い至った天莉は、サァーッと血の気が引くのを感じてしまう。
尽が、過保護なくらい天莉のことを心配していた理由は、きっとそう言うことだったのだ。
非力で何の力も持たない天莉は、簡単に尽のウィークポイントになってしまう。
もし天莉のせいで尽が窮地に立たされるようなことになったら、きっと天莉は自分のことを許せない。
己の浅はかさがほとほと嫌になって、天莉は今更だと思いつつも涙が出てきてしまった。
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【お知らせ】をエッセイにあげています。
https://estar.jp/novels/26049096/viewer?page=514
よろろすお願いするます(by.アーニャ風♥)。
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