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はじめに 老化というものを体験中
昨年から押し寄せるように、体の変化が始まりました。
機能が静かに静かに、ゆっくりと停止していく感じです。
体が刻々と、自分の知らない領域に入っていくような。
障がいがある体で長い時間生きてきましたが、障がいが理由で体が自由にならないのと少し違う感覚が、私の中に広がっています。
これが、すべての人が体験している「老化」なのかなと、今は感じています。
できていたことが失われていく感覚、体が鈍くなっていく感覚。
なんだか、その進行していくプロセスを、私は恐れていろようです。
そのスピードに抗ってみる部分と、納得いかずにモヤモヤしている部分と。
私はまだ受け入れられていません。
老化のスピードは、人それぞれなのでしょう。
そして曖昧に全員に共通のことだから、それぞれの辛さや苦しさ、悲しさの中で、自分だけの老化を理解していくしかないのかも知れません。
私は「死」というものには恐怖はないけれど(死にたいというわけではありません。思い切り生きます。)、そのプロセスにはまだ恐怖を持っていたということです。障がいが理由でできないことが多いということは受け入れられても、機能が低下し、いつかその道をいく、その道順まではわかっていなかったのです。その道に入り、いざ進み始めた新しい私の肉体の意志。そのことには理解をしていなかったのです。
だから、びびっています。今はものすごく。
それが今日の私の気持ち。ビビりながら前を向きたい自分の気持ちです。
ここにはこのように日々感じることについて、また、日々起きたことについてどんなことを考えてどんな結論に至ったか、または至らなかったかを書いてみようと思います。
書かないと上手く整理できないという気持ちと、だからと言ってブログにもどうかいいかわからないという、自分の中の半端な気持ちを、ただ書きたいと思います。
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