第一章 回転ベゼル

2/9
前へ
/10ページ
次へ
俺はいったい何をしたんだ… 妻を殺した… あてもなく車を走らせる男の顔は 真っ青に震えていた。 「ここは…?」 街から外れた場所に小さな灯りがあった。 古ぼけた建物でどこか懐かしいような木枠の窓。店の看板には「Repair」とある。 こんな所に店があったのか? いや… 小さくて気づかなかっただけかもしれない。 そんなことを思いながら、店の脇に車を停めた 車から降りてドアに手をかけた。 カラカラと音がしてドアが開いた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加