オモテ

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オモテ

 まるで人生は1つの舞台のようだ。そして俺は今、舞台の中の真ん中に立つ主人公。舞台はさながら中盤を迎え、ちょうど主人公にとっての盛り上がりを見せている。仕事も波に乗り、年下の可愛い彼女もできた。  こんなに「上手くいく。」と感じたのはいつぶりだろうか。そうだ転機があったな。あの女と別れてからだ。初めは綺麗なやつだと思っていた。確かに綺麗は綺麗だったのかもしれない。でも、重いやつだった。連絡はすぐ返信しないとグダグダ文句言ってくる。いちいち俺の予定を把握してくる。やけにめんどくさい記念日を作ってくる。別れて良かった。 あいつがどうしてるかなんて、さらさら考えるつもりは無い。
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