並木の恋愛事情

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「おはよう。」 次の日の朝、俺と木下はいつも通り挨拶を交わし、仕事を始めた。 昨夜、あんなにも求め合ったというのに、俺たちはなんて淡白な関係なんだ。 それはまさに俺の理想だった。 後腐れなく、俺の事を詮索せず、俺のことを好きではない。お互いに必要な時に、身体を繋げる関係。 やっと、俺はそんな相手に出会えたのだ。
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