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エピローグ
休日の朝、俺と木下はベッドでくつろいでいた。
「並木、ぼぉーとしてる。」
「あ、ごめん。」
「どうしたんだ?悩み事?」
木下が心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「違うよ。木下との事を思い出してた。俺を好きになってくれてありがとう。」
俺は木下に微笑んだ。
「俺の方こそ、傍に居させてくれて、好きになってくれてありがとう。」
「木下は俺と居て幸せか?」
「うん。幸せ。」
「俺も。」
俺は木下を優しく抱き締めた。
「俺も、なに?」
木下が俺に問いかけた。
「言わなくても分かるだろ。」
「聞きたい。」
こういう所、可愛いくて、ずるい。
だけど、大好き。
「俺も幸せ。」
俺たちは笑い合った。
穏やかな日差しが俺たちを照らす。
これからも俺は木下と生きていく。
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