まさか?

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まさか?

「いらっしゃいませ」 うちはコンビニを経営している。だから、自分のお小遣いは自分で稼ぐ。 「カエちゃん、高校生になった感想は?」 「別に?変らないかな?」 「だよねぇ」 バイトの人と話しても別に怒られない職場である。品出しをしながら話している。お菓子をひたすら並べている。 「あの」 「あ、はい?」 お客様から声をかけられたと思ったら… 「鈴野くん!?」 どうしてここに? 「…少し話があって」 「え?」 無表情だけども。いったいなんの話? 「カエちゃん。ここはいいから。行っておいで?」 バイトの人はニヤニヤしてる。たぶんそんな話ではないと思うけど。仕方なく、鈴野くんと外に出る。が、移動するようで。 「どこ行くの?」 「ここでは話せない」 「え?なんで?」 そのまま無視され、公園へと到着した。だいぶコンビニから離れた。そして、さらに移動するようだ。 「話ってなに?早く話してくれないかな。仕事あるから」 すると、いきなり立ち止まって、振り向いた。 「今日の帰り、先輩かわからないけど、そう言う人たちに絡まれてた」 「え?見てたの?」 「教室からたまたま。それで、殴りかかられてたけど、相手がいきなり転んだ。あり得ない動きだった。なにかしたんじゃない?」 「なにって?そんなの、りこがちょっと動いたからだよ?」
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