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「そんなことないわよ。ジェディだって運転、お疲れ様。雪道だから気を使うわよね」 「高速飛ばせたから、気分は良かったわ」 「怜奈、今回はのぼせて倒れるのなしよ」 「はっ!?、大丈夫です。前回は、油断したからと疲れていたからで…」 お湯の中でしゃがんだまま敬礼をしながら怜奈はあらたまった。 「ま、倒れても堂宮くんを呼んで介抱させれば一件落着だけれどね」 「わ、私たち、まだそこまでの仲では」 「じゃあ、どこまでの仲なのよ?」 お湯の温度で赤みを帯びた頬がさらに赤さを増した。 「えっと〜」 「茜さん、怜奈さん真っ赤になってますよ。変な想像してるんじゃないですか?」 その様子を見てくすくす笑った。 「サーペンテちゃん、大人をからかうものではありません」 「いえいえ、私は怜奈先輩を心配してですね」 「怜奈の心配もいいけど、それよりもっと心配なのはあいつよ!」 「ええ、そうね。来ないという保証がないところが厄介よ。一応、自衛策は講じているけれど」 茜もジェディも深いため息をついた。 「ジェディさん、」 怜奈が会話を遮った。 そんなお姉様がたに混じって凛香は肩まで湯に浸かりながら会話を聞いていた。
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