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え、作るのは良いけど俺そんなに人気無いだろ
「ダメですか?」
うわぁ凄い上目遣いで見られる
可愛いというのはこういう奴に言うもんだな
あ、でも作った方が良いのか……?
もし俺の親衛隊に入ってくれる人がいるなら制裁とかからも守れるし
「作ってくれても良いが、そのせいで学園生活を楽しめなくなるとかなら止めろよ」
「(こんな時まで生徒の心配してくれる先生ほんとに好き♡)
ありがとうございますっ!!」
喜んでくれてるならいっか
あれ?そういや……………
「真白達の親衛隊は無いのか?」
そう訊くと氷城が答えてくれた
「俺と暁にはありますけど、真白には無いんです。一部の生徒に怖がられていて承認が降りなかったらしいです(苦笑い)」
「そうなんです 実は僕の家、武道の名門でこう見えて結構強いんですよ」
と、得意気に語る真白は可愛く見えた
などと話していると料理が運ばれてきた
「お待たせ致しました」
ウェイターさんが料理を置いていってくれる
「ありがとうございます」ペコッ
少し頭を下げお礼を言うと、ウェイターさんや他の3人も驚いた顔をした
何で?お礼は普通だろ
「すみません ここだとお礼を言われたことが無かったので」
ああ お坊ちゃん達はそれが普通だから言わないんだな
そんなやり取りをしていると3人も小さく頭を下げ「ありがとうございます」
と言った
なんだ、今まで誰もやって無かっただけでちゃんと言えんじゃん
「お前ら偉いな、人を見て学べるのは」ニコッ
そのやりとりを聞いていた周りの生徒達も口々にお礼を言っている
「先生、ありがとうございます。料理が冷めてしまうので早めに食べてくださいね」
そう言ってウェイターさんは厨房に戻っていった
そんな和やかな雰囲気に包まれている食堂で事件は起こる
「ここが食堂か!!!???でかいな!!!」
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