新歓!………ではなく転校生!

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声がした方を見ると3人の生徒がいた 真ん中に問題児転校生、左右に爽やか君と不良君が立っている 食堂はさっきまでの和やかさは消え、転校生への悪口に一変した 「うわ何あれ」 「不潔ー」 「キモッ マリモじゃん」 「本家のマリモに失礼だろ」 「てかなんであのお二人の間にいるわけ?」 「マジうざい」 「王道キタァァァァァァァ!!!!!」 最後の奴だけ価値観違うぞ でもなぁ……これは教師として注意した方がいいか? いやでも実害があるわけでは無いし、取り敢えず様子見るか 「席空いてないな!!!あっ、お前ら退けよ!!!」 といきなり、まだ昼食を食べている生徒に言った 「はぁ?何で退かないといけないわけ?まだボクたち食べてるんだけど」 チワワのような生徒はそう言い返した 「いいから退けよ!!!」 「はぁ!!??アンタ、話し聞いてないの!?」 と言い争いがヒートアップしている 流石に止めに入るか、と思い席を立とうとすると 扉の方から キャァァァァァァァァァァァァ という俺達の時より何倍も大きい悲鳴が上がった 「生徒会の皆様よ!!」 俺はすぐさま耳を手で塞いだ アーーーーーーーー俺は何も聞こえてない俺は何も聞こえてない…………… 自己暗示をかけていると副会長がいきなり転校生の方へ駆けていった 「紫苑っ どうしたんですか?」 「あっ聞いてくれよ綺月!!!コイツら俺が退いてって言ってるのに退いてくれないんだ!!!!!」 うわもうめんどくさい
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