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「ん?」
あれ?流れ星じゃなくない?何か心なしかこっちに向かってきてるような
それも物凄い速さで!?
どうすれば良いか解らなくなり、私はその場で腰が抜けてしまいへたりこんでいた
「わーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
目の前で物凄い爆発音と共に衝撃によって舞い上がった煙や埃であたりの視界は奪われてしまう
スーパーで美味しいお肉を買って帰って食べようと思っていたのに……
私の人生は想像以上に儚いものだった……人の夢と書いて儚い…漢字とはよくできている事に感心しつつ私は目を瞑った。
・
・
・
「ゴホッゴホッ」
・・・
?
あ、あれ?
ゆっくりと目を開けて、あたりを見回すとまだ鮮明ではないものの綺麗にライトアップされたベイブリッジ・赤レンガ倉庫が見えた。
し、死んでない?
あたりを見回すと綺麗に手入れされた草の茂みに頭から突っ込んでいる人が居た。
その人物に付き添う用に箒も突き刺さっていた
流れ星の正体は……よく解らない人?
とりあえず、生きている事に感謝をしつつ私はゆっくりと立ち上がり恐る恐る
すらりと長く白いおみ足を晒している流れ星の人へと近づいた
「あ、あの……だ、大丈夫ですか?」
「H......hungry.../お、お腹空いたぁ」
え、英語?簡単な単語だからまだわかるけど……
「た、立てますか?」
「u....uuummm...」
一先ず、動けなくなっている女の子の身体を引っ張る
特に出血とか致命的な怪我をしていない、どんだけ頑丈なのだろうか……?
それにしても、彼女の服装はとても独特な物だった。
先端がとんがった大きなハット、栗のように滑らかな茶色の長い髪、金色に輝く綺麗な瞳、肩と胸元が見えているセクシーで茶と赤のコントラストが可愛らしいふりふりのワンピース
左は長めの太ももまでを包むブラックソックス 右は同じ色だけどふくらはぎあたりまでを覆い、左右で長さの異なる靴下、ファッションには疎くないはずだけれど、今まで見たことの無い履き口がV字型に広がっていて、とても可愛らしい茶色のブーツを着用していた。
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