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「え――――――――――っ!?」
「ちょっ!山村さん声が大きいです!」
大慌てで山村の口を押さえようとする汐里。
あまりの声の大きさに竹中が売場からストック場をのぞきにやってきた。
「結婚するとは聞いたけど、もう一緒に住んでんの!?」
「あ、えっと、はい。居候なんです」
もじもじしながら汐里の顔は真っ赤だ。
「居候って何よ、同棲でしょ!?店長が知ったら泣くよ~!や~ん林さんてば~大胆~!」
人差し指同士をちょんちょんしながら、汐里は落ち着かない様子で立っている。
「今日は彼氏がお休みなので、家で待っててくれてます」
「きゃーっ!やだーっ!ちょっとぉ照れてるぅ~!可愛い可愛い~!!」
山村は、照れる汐里をきゅーっと抱きしめて嬉しそうにはしゃいでいた。
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