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私は上を見上げ蓮也の唇に私の唇を押しつける
一応、私が態度を示せたらその先は蓮也がやってくれると思ったから。決死の思いでやってみたけど・・・・えっ、えっ、反応がない。普通、この先は舌を入れるとか色々ヤルことがあるんじゃないの！
自分から唇を離したら負けたような気がするので一生懸命はなさないようにしがみつくけど、そんな事をしても蓮也が離せばあっという間に終わる
私が好きならば離さないよね。そうたかを括っていたけど、残念ながら私の思い通りにはいかずさっさと離す蓮也。もしかして、さっき私の事を好きだって言ったことは嘘？なんて思えてしまう
「何、やっているの？」
私の顔をマジマジとのぞき込む蓮也。怒っているようにも見える
「えっ、えっ、キスに決まっているじゃない」
「そうだろうね。でも・・・」
「でも、何よ？」
「何、そんなに緊張しているんだよ？」
もしかして。バレてた？緊張していたこと。あまりにも負が悪い！直感でそう感じた
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