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「緊張なんてしていない・・・」
「そう?すごくガチガチになっているけど」
ニタニタしているよ蓮也。絶対、勝った気でいるのね。これはもうお手上げ!降参するしかないか。これ以上、抵抗したら負けた時に分が悪くなる
「・・・そうよ・・・蓮也の言う通り。久しぶりすぎたからやり方を忘れて」
決死の思いで、でも強気で言った
その言葉に反応したのか蓮也、さっきとは反対に私の身体をギュッと抱きしめキスをしてくるじゃありませんか。想定外すぎ!
蓮也の唇が優しく私のものに触れる。壊れ物に触れるかのように
初めて感じる感触にも思える私。今までどんなキスを嗜んできたのか?
うーん、思い出したくない。だって思い出そうとすると浮かんでくるのはあの人の顔だから
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