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久しぶりに女に戻った瞬間。心の奥から混み上がるこの感情がなんともいえない
私の唇をむさぶっていた蓮也の唇が首筋を伝う。ゾクッとした感触が・・・あぁ、これも懐かしい
心の奥にある秘めた貯蔵庫の中に大切にしまっておいた感覚が今、蘇る
忘れていたはずだったのに身体が覚えていた
蓮也の唇が私の胸を愛撫。気持がイイ。純粋にそう思った。相手が誰かとかは関係ない。私の身体と五感がもっと、欲しがる
もうここには邪念なんてひとかたまりもなく、ここにいるのは愛が枯渇しているアラサーのただの女
「あっ・・・」
吐息とともに漏れる喘ぎ声。それを制止する自分の感情もどこかにいったようで彼の手が私の下着を剥ぎ取っていることも気にしない
それどころかもっと、早く・・・せがむように彼の背中に手を回す
今の私は砂漠のように枯れていた私の身体に水が吸収された、それぐらい心も身体も潤っている
今まであんなに蓮也に抵抗していた私はどこに行った?って思えるぐらい
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