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「多少は必要だとは思うけど、彼の場合度が過ぎているのよね」 市川さんがそんな事を言う 「どんなことですか?」 「まだ未確認なのだけど、最近あやしいのよね」 「何がですか?」 「・・・まだ今の状態だからはっきりは言えないけど、もしい彼が貴方から仕事を取り上げて単独で動くことがあれば私に報告して」 深刻な表情の彼女に何かあったことを悟る スパイとしての血が騒ぐ。何かあったのかと 実は私も気付いていた。里平が契約社員が行っている領収書の処理を一部取り上げて自分がやっていたことを もしかして・・・飲みに行く相手が提出し経費の精算を操作・・・? 経理課の職員がそんなことをすることなんてありえない。今までそんな事をした職員なんて誰一人いない
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